業務内容が幅広い医療福祉の仕事

医療福祉に関わる仕事は多岐にわたっている。
看護師や薬剤師に始まり、介護福祉士やケアマネージャー、理学療法士などあげればキリがない。
関わる人も乳幼児から高齢者まで幅広いのが特徴だ。
業務内容もそれぞれの仕事によって大きく異なるので、漠然と医療福祉に関する仕事に就きたいと思っているだけでは、明確な進路は見えてこないだろう。

医療福祉の中のどの仕事に就きたいかによって、取得すべき資格も異なる。
そのため、まずは何を理想として医療福祉関係の仕事に就きたいかを考えることが重要だ。
医療福祉関係の仕事では、筆記試験や論文、面接を経て就職するという点では、一般的な企業の就職活動と大きく変わることはない。

しかし、医療福祉関係の仕事の場合、面接に大きな比重が置かれているという特徴がある。
医療福祉に関わる仕事は、基本的には対人の仕事になる。
利用者との人間関係をうまく構築することで、仕事がスムーズに進むかどうかが大きく変わる。
そのため、面接においては対人関係がどのようになるかや仕事に対する考え、適性、熱意、一般常識があるのかをよく見られることになる。
医療福祉に関わる仕事の適性とは、忍耐強い性格をしているか、思いやりを持っているのか、前向きな思考や思考の切り替えを素早く行うことができるのかといった点だ。
ある程度の適性は判断されるが、やる気や熱意といった点は判断に大きく関わってくる。
技術に自信がある場合、就職を希望する施設の理念や方針に見合ったやる気を見せることが重要だ。